夏きものを浴衣のように着てもいいですか?
夏きものを浴衣のように柔らかい帯や裸足でゲタで着てもいいのでしょうか? 着物というと帯はお太鼓というイメージがあるのですが、浴衣のような結び方もありなのでしょうか?
今は、なんでもありです。 着物の帯を浴衣のように可愛くも結ぶのありですが、浴衣の帯でもいいと思います。見た目がかなり浴衣っぽいのなら裸足でもOKだと思います。 もちろん、正式な場ではだめですが。 浴衣で行くような場所は正式な場所ではないですから、 自分なりに工夫して着こなして、楽しんでください。 ただ、着物でしたら、長襦袢は着てくださいね。
着物と羽織のバランスについて
祖母や母からもらった着物なのですが、ほとんどが袖丈45cmです。
私の羽織の袖丈は49cmです。前述の着物に合わせるのは明らかにサイズ違いになるのですが、これはやはり羽織の丈をつめる他、方法はないでしょうか。
また、その羽織に合わせたい着物の袖丈は45~51cmまであるのですが、羽織の袂で許容される着物の袖丈は何センチから何センチだと思いますか?
普段着なら少々長さが合わなくても大丈夫です。実際に合わせて見て目立つ、目立たないも有りますし。
普段着と晴着の見分け方ですが、昔の基本では、身長の三分の一を基準にして、晴着は長く、普段着は短く作ります。 綸子や染系の柔物、普段着は紬やウール系の太物の生地ででも、晴着と普段着の区別が付きます。 お召しは格高く礼装用もあるので、生地の風合、家紋の有無、袖丈での総合判断になります。
久留米絣が色落ちします。どうすればいいでしょうか
紺色の木綿絣の着物ですが、すぐに指や爪に薄く青が移ります。襦袢への色移りもありました。そこで質問です。
①これは染めの性質上仕方が無い現象ですか?それとも粗悪品だったのでしょうか。
②どのくらい水をくぐらせたら色落ちしなくなりますか?色落ちが減るまでは頻繁に水で洗ったほうがいいですか?
③帯が心配なのでどうでもいい帯を締めていたのですが、 こういう着物の場合、みなさんは帯はどうされてますか?
そのお着物は本物の正藍染と思われます。色落ちは本物である証拠です。年数が経てば色落ちはなくなります。安心してください。
一つの方法として、悉皆屋か呉服店に相談して色止めしてもらうこともできます。それでも、しばらくは色落ちが続きますが。
まずは、頻繁に着てあげてください。藍染の着物は空気に触れることで色が落ち着いてきますので。それに、畳んだままにしておくと、表面と折った中で色が違ってきてしまいますし。
最後に帯ですが、白い帯は色がついてしまうので、濃い色の帯を合わせる方がいいでしょう。
古い着物を自宅で洗濯する時の注意事項
Q) タンスの中に長期間、保管されていた着物なのですが、カビというか、ほこりというか、独特のにおいがします。こういった着物を洗濯をする時の注意事項を教えてください。
①洗わずに匂いを取る方法がありますか?
②何を使って、どうやって洗いましたか?(手洗いor洗濯機。 また、洗剤。干し方など。)
③洗った後どうなりましたか?
陰干しして風をとおすと、匂いがとれます。匂いを取るだけなら、大きいビニール袋に冷蔵庫用脱臭剤と一緒に入れて一週間ほど置いておく、という事も効果的です。
洗濯は、縮緬・お召し・刺繍・絞り・金銀の入ったものはやめておいた方が無難です。 紬や銘仙なら、洗えます。ウール・化繊・綿は問題ありません。 その他は、家では洗えません。着用に耐えなくなるし、着物として使えなくなります。ただのシワシワの絹の残骸になると思います。
洗い方は、だいたいどの素材でも同じです。
①大きめのタライに低温の水を入れ、中性洗剤を少量入れて押し洗いします。 (ゴシゴシこすったり、握ってシワをつけたりしないように注意してください。)
②よくすすぐ
③洗濯機で脱水を30秒
④すぐに着物ハンガーにかけ、手のしして形を整える。
袷はだいたい表地と裏地にズレが出ます。単衣でしたら洗えるものも多いです。銘仙は言うほど縮みません。平織りなので。 程度に差があるのでしょうが、どのような着物でも、洗えば、色落ち、縮みが起きます。その事はご承知おきください。
色々とご紹介しましたが、生地が劣化している場合は自宅の洗濯やファブリーズはやめたほうがよいです。
色々なケースがありますので、洗った後の品質は保証しません。あくまで、一つの意見・経験談として、お聞きください。
袖が長い着物は、振袖以外にもありますか?
袖が長い着物は、振袖と打掛など花嫁さんがきる着物です。最近は、振袖になっている浴衣もあります。
いわゆる”高価な”着物はどれですか
種類は関係ないです。以前は「手間がかかるもの=金額が高い」でしたが、今はそんなこともありません。 同じ値段であっても、同じ手間がかかっているかと言われたら、そういうことにはなりません。
普段着にお金をかける方・お呼ばれ着にお金をかける方、人それぞれの価値観です。
大島紬は高価なんですか?
確かに高価ですが、「大島紬」にも安いものはあります。柄の出し方などで値段がかわります。
お値打ち品かどうかを判断する時には、柄の出し方を丁寧に見て行ってください。
「お召し」とはどのようなきものですか?
お召しは糸織りの一種です。
特徴は、横糸に強い撚りがかかっていることです。縮緬も同様ですが、お召しにはもっと強い撚りがかかっています。その為、縮緬のように生地にしたのち染める事は不向きであり、織り模様になります。 江戸時代の将軍が着用されてことから『お召』と呼ばれたとも云われます。
生地に張りがあると共に絹のしなやかさもあり、実用性も備えた上等な反物になります。 単で着ると、生地が厚くても風が抜けやすく、結構な物です。
糸織りとは・・・・・
繭をお湯に浸し、お蚕さんの吐いた糸の端を見つけ出し、ほぐしながら何本かまとめて織り糸にします。これで織られたものの総称を糸織りと云います。
着物モデルはどのように募集しているのでしょうか?
Q) 本屋に行くと、「七緒」、「雑誌きもの」、「和煦」、「美しいキモノ」といった着物雑誌が並んでいます。こういった雑誌は、モデルをどのようにして募集しているのでしょうか?
A) 全ての雑誌とは限りませんが、プロのモデルが多いです。ただ、ファッション誌やテレビCMにも出ている方も多く、着物モデル専門という事はありません。
それでも、着物を専門にしたモデルもいらっしゃるようで、着物の先生が試験やコンクールなどを行う時には、こういった方にお願いしているようです。 又、今では、着物メーカーのカタログやショー、あるいは着物ネットショップの写真モデルもおります。
特にモデル事務所に所属しているわけではない場合は、着物ネットショップに問合せをするということも一案と思います。